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名古屋市と四日市市のブランディング専門の広告デザイン事務所

柔軟性に富んだ働き方〜フレキシブルワークのススメ〜

執筆者の写真: saygosaygo

こんにちは!代表の日置です。


ブランディング戦略を中心とした広告作成とWebマーケティングで、お客様が集客し続けられるサポートをしています。


コロナ禍の影響が多くのところで見かけられる今、特にこれまでは緩やかな導入だったリモートワーク/テレワークが加速度的に広まっていることが最も感じることではないでしょうか。


「これからはリモートワークがスタンダードになる」と言われる企業の社長さんや経営者の人も見受けることができます。僕たちも、アフターコロナと言われる時代はこれまでとは全く違った時代になると感じています。ただ、僕たちが感じるスタンダードはリモートワークではないということです。





柔軟性に富んだスタイル


リモートワーク(以下リモート)やテレワークといったことに拘らず、いつでもどこからでも仕事ができる状況・状態にできることがこれからのスタンダードだと感じています。


別の言い方をすれば柔軟性に富んだ働き方。横文字にするなら『Flexible(フレキシブル)』となります。


リモートやテレワークというのは働き方の手段の一つにすぎません。





自分で選択できる適した働き方


今まで通り、会社で仕事をした方が効率が良いという人には、出勤してもらって社内の自分のデスクで仕事をしてもらう。家の方がパフォーマンスが良いという人には在宅勤務を許可する。また、多くの人で賑わっているスペースに行って人脈を広げたいという人には、、、持ち運びに便利なノートPCを携帯させる、といったような適した働き方を自分で選択できる制度を設け、仕組み化する会社が今後は必要だと感じています。


実際に欧米ではすでにこのスタイルを導入し効果や恩恵を受けている会社・国があります。ただ日本ではまだリモートといった言葉がやっと一般的に使われ始め出している程度なので、まだまだ先かな、とは思っています。


また、業種・業界によってはかなり難しい(出来ない?)と言われたり思われたりしますが、IoTなどの技術が進みロボットなどの登場が一般的になれば、難しいと思われていた業種・業界でも出来なくはない働き方だと思います。





メリットがいっぱいなフレキシブルワーク


フレキシブルワーク(以下フレキシブル)とリモートとの大きな違いは、自分で時間や場所を決めて自分の裁量で仕事を進められることです。


IT技術の進歩とスマホやタブレットの普及によって、いつでもどこからでもメールをチェックできたり、会議に参加出来たりするので、会社にいなくてもプロジェクトを遂行・進行させていくことが可能です。そのため自然と、能動的・自律的に働くようになります。


フレキシブルのメリットは従業員だけでなく、企業側も多くのメリットを受ける結果となります。従業員の働く場所(地域)を固定したり限定したりすることがないため、場所代(家賃等)などの経費削減になるだけでなく、従業員たちの活動範囲が多地域となることで市場そのものを広げる結果となり、事業成長の機会・販路拡大の機会に恵まれることとなっていきます。


さらに他地域に住んでいるため、が原因で採用出来なかった優秀な人材を採用し、業界内での自社の競争力を高めることも出来ます。





フレキシブルワークで望める効果


フレキシブルは働き手にとっても企業にとってもメリットはあります。どっちがより多くのメリットがあるかではなく、双方ともに大きな、そして多くのメリット、効果を得ることが出来ます。ここで全部挙げるとキリがないので特にこれは、といったことを紹介します。



充実感/充足感が高まる

フレキシブルを実際に導入すると、働き手の充実感/充足感は高まります。ぶっちゃけた言い方になりますが、決められた仕事・プロジェクトを完遂すれば良いのです。パフォーマンスをしっかりと上げることが出来れば、決まった場所で決まった時間に働く必要はそれほど多くはありません。集中して仕事に打ち込み、結果を出せるようになれば、自分の時間を好きなようにコントロールできるようになっていくため、仕事自体が楽しく感じるようになっていきます。



ストレス軽減

決まった場所で決まった時間に働く必要がないということは、例えば、通勤ラッシュに合わなくてもよい、ということです。通勤ラッシュに遭遇することはかなりのストレスになっていると思います。その過多なストレスから逃れることができることはかなり大きなメリットです。また、気分転換に場所を変えて気持ちをリラックスさせることが出来ることもストレス軽減に繋がります。このようにフレキシブルはかなりストレスを軽減させてくれるワークスタイルだとも言えます。



生産性の向上

会社で働くよりも制約が少なくなるので仕事のスケジュール、使用するツール、働くスペースなどを自分で工夫創出することができます。自分に適した工夫が出来ることは生産性を上げることに大きく繋がります。いかにして仕事のパフォーマンスを上げるかを自分で日々工夫することが出来る、これは働くということの最も大きな醍醐味の一つになります。


また、これはかなり個人的な意見ですが、人数を割くのみで重要なことが決まらない非生産的な会議や、夜の接待などが極端に少なくなります。余計な気を使わなくて済むようになるので、こちらもストレス軽減や生産性を上げることに繋がることになります。



心にも優しく

育児や介護といった家庭環境などの理由で、フルタイムで働くことが難しい人にとって、フレキシブルの導入は非常に働きやすい環境をつくることとなります。特に自宅でのフレキシブルが可能になるなら、家事・育児、仕事の両立ができるようになります。ほんの少し、日々の日常が忙しなくなるかもしれませんが、それでも同じ場所で、家庭のことも仕事のことも見れる/手につけられるといったことは、かなりのメリットではないかと思います。



企業のコスト削減

フレキシブルを移行しオフィス勤務の人数を見直すと、経営上の経費もかなり削減できます。従来のオフィススペース(会社)、全て本当に必要ですか?実際に従業員に通勤してもらい働いてもらうことには最低限、以下のような経費がかかります。


  • 通うための交通費

  • 仕事をするためのスペース代(土地代、建物代)

  • 働くため、仕事に必要な備品代


特にスペース代ってかなりかかると思います。でもフレキシブルを導入することでコストを削減できるということは企業にとって大きなメリットになります。



生産性の向上

企業側から考える生産性の向上にも成果を望めます。「姿が見えないスタッフは、本当に働いているのだろうか?」という疑問は当然、出てくると思います。そのため、どうしても管理体制をしっかりと構築しようとしてしまいがちですが、これは働くことの本質とはかけ離れていくことになると考えています。たとえ従業員が社外で勤務していようとも、雇用主が従業員を信頼していれば、従業員は信頼されていることに価値を覚え、会社の期待や信頼、仕事に応えようと奮起します。信用や信頼こそが働くことの本質にあるため、結果として生産性をより高められることに繋がっていきます。


性善説に立ち、社員の自律を前提とした働き方を認め、生産性を高める努力をすることがこれからの会社にとっては重要です。そのためにもフレキシブルはとても有効だと感じます。生産性を上げる努力をしないことは、生産性の低い人にあわせて仕事をすることと同義となり、出来る社員のモチベーション低下に繋がります。



人財の確保

採用競争力の観点からも、リモートワークを含め、柔軟な働き方であるフレキシブルを認めることは重要です。特にこれから就労といった市場に出る若い世代は、働き方に関する関心がとても強く、リモートワークやフレキシブルワークに取り組まない企業は選ばれなくなる可能性は大いにあります。






オフラインとの組み合わせが重要

リモートに関して重要となるのがオフラインとの組み合わせとなります。


上記の「人財の確保」と被りますが、採用面接の場面を例にとると、経歴やハードスキル(知識・技能)の確認はオンラインの方がレジュメや話しに集中することが出来るため、バイアスがかからないことが殆どです。その反面、ソフトスキル(ヒューマンスキル・人間性)の確認はオンラインでは難しく対面の方が適切だと感じます。会議や採用、または商談や打ち合わせなど、オンラインと対面のそれぞれの特性を理解した上で、オンラインとオフラインを組み合わせて設計することが、フレキシブルにとって重要となってきます。





デメリットってわけじゃないけど...


従業員の柔軟性と自律性、生産性が向上し、企業もコスト削減だけでなく競争力の強化や生産性アップになることは理解頂けると思います。


だた、フレキシブルな世界に進む前に、今現在の企業文化、企業(事業)の規模、事業目標を企業と従業員の間で共通意識として共有する必要はあります。


  • 会社全体やチームの業務を再度見直した時に、リモートワークと従来型勤務は、どのように組み合わせるのが最適なのか?

  • シームレスなフレキシブルを実現するために、ビデオ会議の設定など、技術面でのサポートはどれほど必要か?

  • 従業員が日常業務で疎外感を感じないような取組みはどうあるべきか?


リモートは目的ではなく手段です。企業の理念やビジネスにおける競争力強化の観点から、従業員それぞれがどのような働き方をするのが望ましいのかを明確にした上でフレキシブルを設計することが必要です。





さいごに


単なるトレンドというよりも、いつでもどこからでも仕事ができるというコンセプトが、これからの仕事のあり方です。


全員が物理的に同じ部屋にいなくても、従来の就業モデルと同等、あるいはより一層効率的な働き方はできるようになっていきます。先日に持ったオンラインでのチームミーティングにはバンコクのメンバーがいました。普段の生活となんら変わりのないミーティングが持てて、有意義な時間になっています。


IT技術はますます発達し、時差や国境を越えた人々の繋がりはより強くなっていきます。


柔軟に富んだ働き方で、みんなが楽しく笑顔で働けるようになるためにもぜひ、フレキシブルワークの移行を考えて頂ければ、と思います。


今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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