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執筆者の写真saygo

やりたいことはいつやるのがいいのか

更新日:2021年3月12日

今回も、HS BLOGに来ていただき、ありがとうございます。


代表の僕はSNSでも「自分は本が好き」とよく投稿していますが今回は、その本から感じたことを紹介する記事となります。




紹介したい本と紹介したい内容

(戸田智弘著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)


この本の中で紹介されている名言です。


2007年に発行された『働く理由』をバージョンアップした改訂版となります。14年前と比べて「働き方」に対する意識は世間的にも変わっていることから、加筆修正された本となっています。


で、特に今回、この本の中で紹介したいと想った名言が、「やりたいこと」について書かれたものです。まだ読みだしてから早い段階にある、19番目の名言です。



そもそも、やりたいことがない、っていうのは、本当にそんなにダメなことなんだろうか。私は、そう思わない。やりたいことなんてなくていい、むしろないほうがいいとすら思っている。あんまり今の自分のやりたいことに凝り固まってしまうと、自分もまだ知らない、本当の自分のやりたいことを、見のがしてしまう。

(71ページより)




やりたいことは今やらないとダメ?

読んで感じたことが、誰にでも様々な可能性があるのに、『今』にこだわり過ぎて自分の可能性を自分で閉ざしてしまっている人が多いんじゃないだろうか、ということです。


僕は【過去<未来<今】といった考え方です。そしてこの思考法が判断基準の一つにもなっています。でもだからといって、『今』には特にこだわってはいません。


誰でもそうだと思うのですが、『今』にこだわってしまうと、仕事にしろ生活にしろ、身近な人の視線や言動に過分に意識がいってしまい、どう反応すれば嫌われないか、受け入れてもらえるか、そんなことばかり気にしてしまいかねないと想います。


実際、多いなーと想うし、SNS疲れなんてことはまさにこの“他人の視線”に意識が行き過ぎているからだと想っています。




準備が大切

やりたいことっていうのは『今』しかできないことだろうか。『今』じゃなくても、未来のとある時期/機会に巡ってくるかもしれない。


地の利、人の利、天の利、が揃ってはじめて、やりたいことがやれるタイミング。


そんなことを言われる方もいると思います。そのため、やりたいことに対し準備しなきゃいけないこともあります。無理に『今』やろうとすると準備不足で結局、思い通りにやれなかったってことがほとんどだと思います。



新しい発見

そして準備をしている時に、やりたいことに対して


「あ、こんなこと(知識やスキル)も必要なんだ」

「へー、こんなやり方もあるんだ」


なんて、今までの自分の知見では気づかなかった/知らなかったことを発見したり知ったりすることが出来ます。この新しい発見や気づきはとても重要です。やりたいことに着手できる時に、それら新しい知見がものすごく役に立ちます。自分が想像していた、やりたいことの完成度に多くのプラスαの効果/成果を望むことが出来ます。



気にならなくなる

そして、自分事に夢中になっていると“他人の視線”は気にならなくなってきます。というか、気にしているヒマがなくなります。だって夢中になっている時の集中力って、誰でもそうですがハンパないですよね。


いちいち気にしていたらホント、毎日の生活にもハリがなくなると想います。



自然な流れになっていく

不思議なことですが夢中になっていると、同じような波長の人、自分に夢中になっている人が周りに集まってきます。


そうした人達との集まりから、やりたいことがより大きくなっていって、当初思っていたり考えていたやりたいことが現実的になってくるのです。


最初に自分ひとりで想っていたやりたいことが、気がついたら仲間が出来て、具体的なカタチとなって実現していくのです。




だから僕は、焦らずにやりたいことを念じ続け、どうすれば実現できるかを考え続けることが、やりたいことを実現する為に必要で、大切だと考えています。





やりたいこと、の他に「好きなこと」を仕事にしたいと想ったり言われたりする人が増えてきていますが、僕はその「好きなこと」に対して感じることもあるので、簡潔にですが書いていきます。





好きだけでは仕事にならない

最近、好きなことを仕事に、なんて言葉を耳にしますが、僕はその言葉は危険だと想っています。



好きなことは仕事にしない方が良い


僕は好きなことは仕事にしない方が良いと想っています。夢中になれることを仕事にした方が、誰もが笑顔になれることを知っています。


『好きなこと』には2種類あると僕は想っています。


・消費者として好きなこと

・生産者として好きなこと


好きなことを仕事にすることは決してダメではないです。ただ、『好き』だけでは仕事にはなりません。



消費者として


『好き』といった感情だけで仕事をすることは単純に自分の感情や欲望だけを埋めようとしているのと一緒です。自分の世界に浸る趣味となんら変わりません。



生産者として


自分の好きなことが誰かに必要とされている、何かの役に立つことであれば、仕事にしても良い方向にいくと想っています。


好きなことをしているわけだから自分が楽しく感じるのと同時に、他にも喜んでもらえる人がいるから仕事として成り立つのです。



夢中になれるから

ただ、必要とされたり役に立とうとすれば、相手の望む姿に近くなる為にも知識を深めたり、スキルを高める為の勉強は必要だし、時と場合によっては、やりたくないこともやらなければならないケースも出てきます。


でもその先に自分だけでなく、相手も喜んでくれるといったことは、幸せの一つと言っても良いと思います。そして相手に喜んでもらおうと夢中になっていると、自然と好きなことの精度が上がって行きます。


好きなことではなく、夢中になれることを仕事にすることが、僕は一番だと想っています。そして、自分の好きなことが、どちらの好きなことなのか見極めることも重要なスキルになります。




最後に

働き方の見直しで多くの会社が副業解禁の方向にいっていますが、副業される時に今回の記事が参考になれば嬉しく想います。


今回も最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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