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執筆者の写真saygo

そもそも集客ってなに?マーケティングとの関係性から考える集客の本質

更新日:2021年3月11日

何故、集客やマーケティングが必要なのか?


ビジネス、事業をしている方でこの問いを“常に”考えている方はどれくらいいるかな、と考えたことがあります。当然いつも考えているよ、という方もいれば、週に、月に、数度ほど考えているという方もいると思います。もし、「(もちろん)自社の商品やサービスを買ってもらうため」と思った・考えた方、おそらく失敗するか、しているかのどちらかだと思います。(ほぼ間違いなく失敗の方向に行くと思っています)


「会社の売上や利益のため」と思った方も失敗する率は高いと思っています。なんでか?


なんとなく集客がうまくいかないなぁ、と思ったり、これから集客に集中して取り組もうとしている方にぜひ、今回の記事を最後まで読んでほしいと思います。


最後まで読んだ後、集客って楽しんだとかすぐに取り掛かりたいと思うかも、しれません。




集客とマーケティングの関係性

商品やサービスが思ったほど売れない、集客がなかなかうまくいかない、と思っている人は実は、集客やマーケティングの真の目的だったり本質を、きちんと理解できていないことが原因だったりしています。


そもそも会社や事務所、事業などの目的は何だと思いますか?

  • お客様に喜んでもらうこと

僕たちはこの一言に尽きると思っています。考えています。断言しています。



■喜んでもらうことがマーケティング


僕は常々、そして事あるごとに「マーケティングは簡単」と言っています。マーケティングの本質はお客様に喜んでもらうことだと実感しています。


自分が購入したり、受けたサービスが期待通り/期待以上の場合、また次も購入したりサービスを受けようと思いますよね。さらには友人・知人に紹介する確率も高くなると思います。これは『会社や商品、サービスがお客様に選ばれ続ける』状況になっている、と言えると思っています。そしてまた次のお客様に喜ばれる。最も会社にとってもユーザーにとっても、そしてその業界の市場にとっても好ましい状況になっていきます。


だからお客様に喜んでもらうことがマーケティングの本質となります。



■お客様のために集客する


集客は自社・自分のためにすることではありません。お客様のためにすることです。もっと言うのであれば、お客様に喜んでもらうために集客するのです。


とあるお客様が購入した商品や利用しているサービスに不便さを感じる場合や、自社・自分が提供している商品やサービスの方が優れていると思う場合、絶対に自社・自分の商品やサービスを使ってもらった方が良いと思うと思います。


こう考えると、自社・自分の売上のために集客するのではなく、お客様のため/お客様に喜んでもらうために集客をする、ということが理解できると思います。自社・自分の利益や売上げは結果であって目的ではないです。目的としてしまうことも集客がうまくいかない原因となります。


そして自分が提供しているものが一番、という自信は持っていた方が良いし、そう思えるように自分が扱っている商品やサービスの向上を日々研鑽・研磨する必要はあります。


集客を上手くできるようになるには、お客様目線となって考え、商品やサービス、そして仕組みづくりをしていくことも必須です。




ここで自社(会社)として表現していますが、大きな組織をイメージするのではなく、会社=自分と捉えてください。自分事として捉え考えないと好ましい結果にはなりません。




商品・サービスが買われる/選ばれる理由

この記事を読んでいるあなたが消費者の立場の場合、どのような理由で商品やサービスを買ったり選んだりしていますか?


集客する側、つまり売り手だけの目線になってしまうと、商品やサービスの本来の良さが見えなくなってしまいます。売り手が思う商品・サービスの良さと買い手(お客様)が感じる良さは決して一致しないことの方が多いです。



■困っていたことが解決・解消するから


商品を購入したりサービスを受けることによって、それまで感じていた困りごとや不便さが解決したり解消するから、商品やサービスを購入しているのです。喜びを感じるから受けているのです。その魅力というのはお客様が買ったり受けたりして感じることであり、売り手が感じてほしいポイントや受け取ってほしい感覚ではありません。あくまでも便利・有益なものであると感じてもらっているポイントに気づくことが非常に大切なポイントです。


でも、そういった解決してくれたり解消してくれる商品やサービスを知らないと、購買・購入といった行動には結びつきません。集客は商品・サービスを知っていただくための方法に過ぎないとも考えています。



■親近感や安心感を持つから


商品やサービスの存在を誰も知らないのであれば、どれだけ魅力的な商品でも、便利なサービスでも、売れることはありません。絶対と言ってもいいくらい売れないと思います。


集客は自社・自分の商品やサービスを知ってもらって初めて購買してもらえます。だからといって無闇に宣伝やPR、さらには広告に力を入れても知られずに無駄になることが多いです。自分たちの商品やサービスを買ってほしい人、喜んでほしい人たちが普段どのような媒体をよく見ているか、利用しているかを知ることは必要です。自分たちがよく使っているメディアや媒体で商品・サービスを見るからこそ、身近に感じてもらったり親近感を持ってもらったり出来るのです。親近感を持つということは、安心感をも持ってもらうのとほぼ一緒となります。



■知ることと喜ばれること


自分たちの商品やサービスがどのような媒体やメディアで見られているか、ということを知ることは「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」といったマーケティングの基本中の基本に沿うことと一緒となります。


だからお客様に喜ばれることを考えるということは、意識せずとも自然とマーケティングを行なっていることにもなっているのです。




お客様を喜ばせる力が集客力

お客様に喜んでもらうことが集客であり、喜んでもらうためにどうすれば良いかを考えることが自然とマーケティングになっているということですが、その他にも集客力ということも売り手には必要です。


集客力とは、どれだけ多くのお客様に自社・自分の商品やサービスを知ってもらえる方法を知っているか、ということだと考えています。集客ツールを多く知っている、ということとは違います。


一つのツール、例えばインスタグラム(Instagram)でも単純に映える写真を投稿すれば良いわけではなく、投稿するタイミング(時間帯)や文章量(文字)の多さ、ハッシュタグの種類・多さを変えることで得られる効果は変わってきます。それらタイミングや文章量、ハッシュタグをコントロールすることでどれだけの人に届けられるか、を知っていることが集客力になります。


これは『より少なく、しかしより良く』を追及する考え方のエッセンシャル思考にも通じることとなります。




まとめ

確かに会社や事業を自分でしていると「売上」や「利益」を上げていくことは大事なこととなりますが、それらはあくまでも事業を頑張って出た結果であって目的ではありません。事業の目的はご依頼くださったお客様を喜ばせる、または喜んで頂くことです。


この事業を行なっていくことの本質を理解していないとお客様のことはもちろん、自社の役割や使命に気づくこともないと思います。「集客」といった言葉は自社・自分のためと捉えがちですが、その本質がお客様に喜んでもらうためにあると理解が出来ると、自然と「集客」は上がっていきます。


もちろん「集客力」は必要となってきますが、それは集客の本質が解るからこそ、身に付いていく力です。今回の記事が読んでくださっている人のお役に立てば、嬉しく思います。


今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


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