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Webコンテンツを見つけてもらい易くなるポイント、お伝えします

ブランディング専門の僕たちでもマーケティング要素を含んだサポートをすることはあって、特にコンテンツマーケティングが大切だと書いた前回



前回の続きで今回は、Webサイト(以下、Web)で情報やコンテンツを充実させるだけでなく、如何に見つけてもらえるか、特に見込顧客にどのようにして見つけてもらえるかを書いていきます。

ブランディングをしていると、本当に素敵なビジネスモデルやサービス、商品があってもなかなか本来の魅力が伝わらずに、悩んだり四苦八苦したりしている姿を見ることもあります。それは「上手に発信をする」といった売り手中心の目線になってしまい、買い手目線の「見つけてもらう」ことにあまり意識をしていないからだと思います。


コンテンツを「見つけてもらう」

コンテンツを制作し、WebやSNSなどのオウンドメディアなどに掲載しただけでは、マーケティング効果は得られません。そのコンテンツをターゲットとするユーザーに「見つけてもらう」必要があります。そしてそのユーザーがコンテンツに触れることにより(読んだり見たり)、結果としてユーザーがあなたのビジネスに興味を持ち、購買意欲を持ってもらう。その状態になってはじめて、コンテンツがマーケティング効果を発揮した状態となります。


1. コンテンツSEOの基本

検索アルゴリズム(このブログ記事ではGoogleを主として書いていきます)は、日々進化を続けています。そしてここ数年で、「より情報の質や信頼性を重視する」ように変わってきています。ユーザーが検索した目的、意図に対して、それを満たす回答(=コンテンツ)となっているかどうか、が非常に重要となっています。コンテンツSEOを施作する上で非常に重要なことは、Webサイトに来てほしいターゲット層が「どんなことを知りたくて」「どんな言葉を使って」「どこから検索しているか」を知ることです。

Googleサジェストを活用すると、入力した単語と一緒によく検索されるキーワードを知ることができます。


Googleサジェスト
サジェスト機能とは、入力途中に予測を行い、入力文字列の下に候補として表示する機能です。参照サイト→ https://support.google.com/ime/japanese/answer/166768?hl=ja



2. Googleキーワードプランナーの活用

Google公式ツールにキーワードプランナーというものがあります。これはSEO対策するキーワードを選ぶときに使うと非常に便利です。とあるキーワードが世の中で1ヶ月に検索されている回数を調べることができる、そんなツールです。


検索ボリュームが多いキーワードは競合相手も多くいると簡単に判断ができ、上位表示は難しくなります。検索ボリュームが少ない場合は、そのキーワードではあまり知りたい人がいない可能性が高いということです。始めのうちは、100~300程度の検索ボリュームを目安に、狙うべき/狙いたいキーワードをリストアップしていくと良いでしょう。



3. ロングテールキーワードを意識しよう


キーワードが決まったら、次に正しくサイトに掲載して検索エンジンに見つけてもらうことを意識し設置しましょう。このときに意識したいのが「ロングテールキワード」です。ロングテールキーワードとは、「複数の単語を組み合わせたフレーズ/キーワード」のことです。


例えば、「カフェ」といったキーワードを使いたいとなった場合、検索ボリュームは多くなると思いますが、カフェそのものや飲食/外食市場に関わる様々な業者が上位表示を狙っている可能性があり、競合性は当然高くなります。このようなボリュームが多くなるキーワードを、「ヘッドワード」や「ビッグワード」などと呼びます。ロングテールの「テール(尻尾)」に対して、「ヘッド(頭)」というわけです。


僕たちの場合だと、「デザイン事務所」だけでは、検索ボリュームはかなり多くなり、上位表示には期待できません。そこに「ブランディング」、しかも「専門」と付けば、検索ボリュームは少なくなり、上位表示も狙いやすくなります。また撮影が得意な面も持っているため、「写真」や「撮影」の言葉も有効的に活用しています。



4. 質の高いアクセスの獲得


このヘッドワードで検索するユーザーはいったい何を求めていると考えられるでしょうか。カフェそのものを探している人から、飲食業界への就職を考えている人、カフェを始めたい人・会社など、さまざまな意図が混在しています。


しかし、「○○が美味しいカフェ」あるいは「○○市 ■■駅 カフェ」などで検索する人は、すでに行きたいカフェのイメージがしっかりできている、店名を聞いたことがあるが行き方や場所が正確に判らない、など目的がはっきりしているユーザーです。来てほしい人に来てもらうためのキーワードがロングテールキーワードとも言えます。ロングテールキーワードは、検索ボリュームはそれほど多くは望めません。その反面、「質の高いアクセス」を獲得できる可能性はとても高くなる特徴を持っています。



「コンテンツマーケティング」と「コンテンツSEO」の違い

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングはよく混同しやすいことなのでここでこれらの違いについて解説します。コンテンツSEOはターゲットとするユーザーが求める良質なコンテンツを提供することで、結果的に検索エンジンで上位表示されることを目指すことです。

ここで特に覚えてほしいことが、コンテンツSEOはあくまでも検索エンジン対策(SEO:Search Engine Optimization)の手法の一つだということです。検索エンジンの結果表示ページで上位に表示されるようになることが目的となります。上記に書いたように、検索エンジンが順位を決定するアルゴリズムでコンテンツの質を重視しているためコンテンツによるSEO、すなわちコンテンツSEOという考え方が登場しました。コンテンツマーケティングの目的はコンテンツSEOより広い範囲での施作や活動を指します。コンテンツマーケティングを実践することにより、見込み顧客を引き寄せ(興味を持ってもらい)、Webへの流入や動線を作り出す手段の1つがSEOとなります。そのSEOの主だったな手法がコンテンツSEOになります。超簡単な言い方として、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの過程の一部、と言うことができます。




最低限押さえておくべきSEO施策

適切なキーワードを選んだら、そのキーワードで調べるであろうユーザーの意図や目的に応えられるようなコンテンツを作成してWebページを制作します。


ここでのポイントは、タイトルには必ずキーワードを入れることです。タイトルにキーワードを入れることで、検索結果に好影響を及ぼしてくれます。また、検索結果にタイトルと共に表示されることの多いメタディスクリプションは、ユーザーがそのサイトを訪れるか否かの重要な判断ポイントとなるので丁寧に、判りやすく記載しましょう。見出しに入れた言葉は検索エンジンに「重要なキーワードである」と認識されやすいので有効に活用しましょう。



ソーシャルメディアでコンテンツを拡散

コンテンツマーケティングを実践するうえで、ソーシャルメディアは外せない施策です。特に、Webなどのオウンドメディアを立ち上げた当初は、コンテンツを作って公開してもなかなか見つけてもらえません。そこで、自社が扱っているサービスや商品に興味のある人が利用していると考えられるソーシャルメディアでブログ記事などを告知したり、過去に作成したブログ記事をシェアすることでコンテンツへの流入口を増やしていきましょう。


作成したコンテンツをまずブログで公開し、ユーザーとのコミュニケーションはソーシャルメディアで行う。このように両方を活用することで相乗効果を得やすくなります。長く定期的ににソーシャルメディアを活用してコミュニケーションすることは、安心感、信頼感を与えます。ソーシャルメディアはファンを作るうえでも重要な施策になります。



プレスリリースする

プレスリリースとは、会社が主にメディアに向けて発表する公式情報のことです。目的は、自社の情報をメディアにニュースや特集などの記事内に取り上げてもらうこと。メディア側には毎日多くのプレスリリースが送られてきます。実際に取り上げられる確率は高くはありませんが、ひとたび掲載されればコストをかけずに多くの人に目にしてもらえることになります。




KGIとKPIを設定してROIを評価しよう

どんなことでもそうですが、目的があって行動や施作をしているわけです。コンテンツマーケティングも然り。事業やビジネス、会社の目標(KGI:Key Goal Indicator、重要目標達成指標)を達成するために、正しい道を歩んでいるのかを確認する指標がKPI(Key Performance Indicator、重要目的評価指標)となります。


「施作や活動に見合った見返りを得られているかどうか」測り示す指標が、ROI(Return on Investment:投資対効果)。そのためには、まずは目標とする「Return」を明確に定義して、何を測定すればよいのかをしっかりと認識することが重要です。

KGIとして例えれば、「問い合わせ数の30%増加」「Webの離脱率を10%改善」といった具合に、コンテンツマーケティングに期待する効果を定義します。その上で、KPIとして各KGIにつながる前段階の指標を設定していきます。



KPIは正しく設定しよう

「問い合わせ数の30%増加」であれば前段階として、問い合わせフォーム(ページ)まで来てもらうことが大前提となりますし、フォームに来てもらうには、問い合わせたいと思ってもらえる(促す)ためのコンテンツも必要です。このプロセスにそって正しく進んでいるかどうかを確認するのが各種KPIです。


ところがこのプロセスを注視せず「WebのPV」をKPIにしてしまうと、「ブログ記事を増やしてPVは順調に増えているのに、問い合わせがいっこうに増えない」といったことになります。


KPIの測定・設定例
■認知獲得段階
「どれだけ多くの人たちに見てもらえたか」を中心に測定します。具体的には検索流入数、キーワード順位、滞在時間、ソーシャル流入数、新規訪問率などが挙げられます。

■調査・理解段階
「いかにニーズを醸成できたか」を中心に測定します。コンテンツのページ滞在時間、離脱率、キーワード順位などをKPIとして定めます。

■比較・選択段階
「いかに自社を選択肢の1つにいれてもらうか」を中心に測定します。資料請求数、お問い合わせ数、といった具体的な問い合わせや依頼につながる有効リード数(MQL)がKPIになります。



業界のリーダーになろう

自社の業界の課題を指摘し解決しようとしたり、来たるべき未来を語って、顧客の発想や想像力を高めることに繋げて、自社のビジョンに共感を持ってもらうことは非常に重要です。今の時流の中で、アピールだけでは売れにくい時代となっています。「こうあるべきだ」「こうしていきたい」というビジョンをも売ることで顧客と高いレベルでの繋がりを作り続けていくことができます。


業界のリーダーに求められる発想力

  1. 次のトレンドの芽を見つけ啓蒙していくこと

  2. 顧客や業界全体を広く考えること

  3. 市場を奪い合うのではなく、市場自体を拡げることを考える

  4. 5年後、10年後のあるべき姿を考え、しかも語ること

  5. 最大限の情熱を傾けること



コンテンツマーケティングを通じたブランド構築

広告、Web、メール、キャンペーン、商品の購入・体験、アフターサポーなど、顧客と企業の全てにおける体験が「企業(ビジネス)ブランド」として成り立っていきます。


一方的な売り込みは顧客の気分を損ねることになります。顧客にあわせてタイミングよく適切なコンテンツを発信すると、顧客をファン(リピーター)にすることができます。コンテンツマーケティングは、主として顧客獲得において、ブランド価値を高めることができます。



さいごに

前回と記事と合わせ、コンテンツマーケティングと、それに関わるコンテンツSEOを的確に、適性に行えば、ビジネスは成長し続ける、といったことが伝わればと思います。


時間はかかっても急がず着実に伸ばしていくビジネスは、下降線を辿ることはまずありません。コンテンツマーケティングの重要性と、マーケティングにもブランディングにも本質的となる「コンテンツ」が如何に大切かを理解していただけたら嬉しいです。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。