【シリーズ!これからの新しいマーケとブランディング】2026年以降の新Web集客『循環型』を解説!
- tetsu

- 3 日前
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クリエイティブにおいて、生成AIがデザインやマーケティングに影響を与え始めています。
そう感じているクリエイターやデザイナーは多くいることも事実です。
かといって、「認知(SNS)→ 興味・関心(LP)→ 信頼・成約(Webサイト)」というWeb集客の「大きな骨組み」自体は2026-2027年も崩れないと、私たちは考えています。
しかし、その「中身」と「ユーザーの動き」は劇的に変化しており、今のやり方のままでは通用しなくなる可能性が高いです。具体的にどこがどう変化するのか、2026-2027年の視点を意識して、解説します。
「SNS」の役割変化/検索とAIの台頭
これまでは「タイムラインで流れてきたものを見る」のが主流でしたが、この流れが変わります。
検索エンジンとしてのSNS
若年層だけでなく、幅広い層がGoogle検索の代わりにInstagramやTikTok、あるいはYouTubeで「検索」をする行動が定着します。「ググる」から「タグる(タグで探す)」「動画で見る」への移行です。
AI検索(SGE/SearchGPT)の影響
ユーザーがSNSやWebで情報を探す前に、AIが答えを出す「ゼロクリック検索」が増えます。これにより、「とりあえずクリックしてLPに来てもらう」という誘導が難しくなります。
対策
AIに参照されるような、一次情報の濃いコンテンツ(独自の体験談、データ、専門知識)が必須になります。
AIが今後の鍵となる
ゼロクリック検索(Zero-Click Search)を一言で言うと、「Webサイトのリンクをクリックしなくても、検索結果の画面を見るだけで答えがわかってしまう」です。
具体的なイメージ
普段、こんな経験はありませんか?
「東京 天気」と検索したら、天気予報サイトを開かずに、その場に週間予報が出た
「1ドル 何円」と検索したら、その場に計算結果が表示された
「店舗名 場所」と検索したら、住所プロフィールが一番上に大きく出た
これらがすべて「ゼロクリック検索」です。
なぜ増えているのか?
Googleなどの検索エンジンが、ユーザーにとって「より速く、より便利に」情報を届けようと進化しているためです。主な進化(機能)は次の3つになります。
強調スニペット
質問への回答を、Webサイトの文章から抜き出して検索結果の一番上に表示する機能
ナレッジパネル
人物や企業の基本情報をまとめて表示する機能
AIによる回答
最近では生成AIが要約して答えを教えてくれる機能(AI Overviewなど)もこれに含まれます
LPの役割変化/ショート動画と脱・長文
「縦に長い、文字だらけのLP」は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するユーザーから敬遠され始めています。
動画LPと対話型LP
テキストを読むよりも、1分ほどのショート動画で商品の魅力を理解したいユーザーが増えます。そして、ファーストビューに動画がある、あるいはチャットボット形式で進むLPの標準化が高まりつつあります。
プラットフォーム内での完結
LPに飛ばすことなく、SNSのDM機能や、アプリ内の購入機能で完結させる「シームレスな動線」がより強くなります。「LPへ遷移させる」というワンクッションすら、離脱の原因になるからです。

Webサイトの役割変化/信頼の担保(最後の砦)
AIによる大量生成コンテンツが溢れる2026年以降、Webサイトの役割は「この情報は『誰』が言っているのか?」という身元保証(信頼性の担保)に集約されます。
「人間味」の証明
AIには作れない「その人のストーリー」「哲学」「熱量」が表現されているかどうかが、最終的な選ばれる理由になります。
ブランドの基地
単なるカタログスペックではなく、世界観を伝える場所としての重要性が高まります。
2026-2027年の「新・基本動線」イメージ
Web集客はこれまでの直線的な動きから、循環型の集客に変わります。
旧来
SNS → LP → 購入
未来
多角的な認知(SNS/AI検索/動画)
↓
信頼醸成(Webサイト/ブランドストーリー)
↓
関係性構築(コミュニティ/LINE/メルマガ)
↓
購入
SNSやLPでいきなり「受注する/相談する」のではなく『ファンになってもらい、向こうから選んでもらう』というプロセスを経るWeb集客が主となります。いや、もうすでに始まっているといってもおかしくない状況になっています。
ブランディング設計がより重要に
売り手主導ではなく、買い手主導の市場が多くを占めている、ということを感じている方は多くいるでしょう。買い手が何を買うか、その決定において占める要素の大部分が、売り手への信頼や関係性となります。
そのため、売り手となる企業は今まで以上にブランド戦略を重要とする場面は増えてきます。
ブランディングを中心に据え置いた、事業の成長戦略がこれからはより重要になってくるでしょう。
まとめ
従来の動線自体はなくなりませんが、各フェーズに求められる質が変わります。すでに始まっていますが、これからはより顕著に質が変わっていくことを体感する場面は多くなっていくでしょう。
SNS
映えや拡散よりも「検索意図(悩み)への回答」と「動画」
LP
長文説得よりも「動画での直感理解」と「ストレスフリー」
Web
情報羅列よりも「信頼性(E-E-A-T)」と「ブランドの人格」
これらを踏まえて、今のうちから「動画コンテンツの強化」と「Webサイトにおけるブランドメッセージの明確化(誰が、どんな想いでやっているか)」を準備しておくのが賢明と言えるでしょう。今回の記事があなたのビジネスの参考になれば嬉しく思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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