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  • 執筆者の写真saygo

時流に合った働き方


昨日は地元である三重県の、津市にある県総合文化センターにてサイボウズの青野社長の講演を聞いてきました。

青野社長には申し訳ないが、サイボウズを使用している訳でもなく、ただ単純に青野社長には興味が以前からあるということと、講演の内容が「働き方改革」だったので余計に興味が沸いた、ということが聞きたいと想った理由です。

(三重県の鈴木知事がディスカッションのパネラーとして参加されることも理由のひとつです)

講演は約80分。

かなり勉強になりました。青野社長、本当にありがとうございます。

そしてそれら勉強になったことを全部書くのは、おそろしいくらい長い記事になるし、聞いてきた者の特権、みたいなものも薄れるので特に記憶と心の奥深くに刺さったことから僕が感じ得た、僕なりの想いや考えを書こうと想います。

本当の多様性

何のための「働き方改革」なのか?

誰のための「働き方改革」なのか?

そういった部分を僕は以前からずっと考えてました。昨日聞いて感じたこと、考えたこと、想ったことは、社会全体が潤うため、そしてそのためには経営者も含めた労働者の生活が潤うため、だというふうに感じました。

みんな違って当たり前、ではなく違うからこそ会社や組織、社会が成り立っています。

育ってきた環境、付き合ってきた友人、興味のあること、今の立場、自分自身の夢や目標、等々これらが全て同じ人はいません。

だから同じ物事を見ていても考え方は違うし、捉え方・感じ方も違います。だから社会や組織は成り立っています。

このことは学校や町内会、市民団体など、どの組織にもいえることです。あくまでも今回は会社をベースに書いていきますが、みんな違うということが多様性であり、LGBTや人種、民族といったふうに区別したり、言葉やカテゴリーでくくるのが多様性ではないと想っています。

同じ人は誰一人としていない、みんな違うということが多様性です。

まずはやってみる

じゃあ、働き方改革はどうすれば、ということですが、いきなり極論となりますが、働いている人の希望や要望を会社(=社長・経営者)はまずは受け入れてみる、ということです。

社員の希望する働き方をまずはやってみる、というところが一番の大きなミソだと想っています。これは青野社長も同じようなことを言っていました(内心、嬉しかった^^)。

そして、各々会社の社長自身もやりたいことがあるのであれば、やってみたら良いと想います。少しかっこいい言葉で言うと挑戦すれば良い、と想っています。

同じ人がいない、というのは人それぞれ生活環境が違うからです。そもそもの生活環境が違うのに、同じ枠というか器というか、ひとつの会社といった組織の中でみんな同じように働いてもらうこと自体、今の時流に無理があると僕は前から想っています。

「〜〜するな」とか「〜〜しよう」みたいなのは経営者や会社からの一方的な働かせ方改革。

「こうしてみたら」とか「そうしてみたら」みたいなのが、経営者や会社も一緒に挑戦していく、本来の働き方改革、だと想っています。

社員との関係性

残業するなというのであれば経営者も残業せずにさっさと帰宅する。

育児休暇を推奨するなら経営者も育休を取得する。

、、、なんか他にあるかな^^;

ただ、言い出しっぺの会社(=経営者)も先ずはやってみる、ということで一体感が生まれると想いませんか。経営者と社員との関係性をなくすわけではありません。

経営者と社員の関係性も大事な部分ですがそれよりも、人対人の関係性を育むこと、強くしていくことが大切だと考えています。

人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方

お城の石垣を思い浮かべてください。


お城の下にある、石がいっぱい詰めてある土台のことです。

一つとして同じ大きさや色、形の石はないですが、でもびっしりと寄せ合って強くて堅牢な土台として成り立っていますよね。石はみんな違っているのにしっかりと寄せ合って、強くて頑丈な石垣として成り立っています。

みんな違う個性豊かな石が組み合わさって堅牢な石垣が出来ている姿が、働き方改革を実行しようとしている会社の目指すべき姿だと感じています。

ひとつじゃない

そして働き方も様々です。

みんな違うのであれば、働き方も全部ちがって良いと想います。午前中が一番働きやすい人であれば午前中に焦点を合わせれば良いだけだし、昼間は専門的なスキルや知識を身につけるために勉強して夜に仕事をしたい人がいれば、残業していた部分を、その夜に仕事したい人に任せれば良いだけだし、働き方はこれだ、みたいな感じでまとめなくても良いと想います。

会社もそうで、他社がやっているから、、、ではなく、自社に合った働き方を模索して独自の働き方を築き上げていけば良いと想っています。

働き方そのものが、世の会社と同数あっても良いと考えています。

背 中

そうは言ってもうちはまだそこまで余裕がないし、とか、大きな企業だから出来るんじゃない、とかの声もあると想います。でもそういったことを言っていては、何も先に進まないんじゃないでしょうか。

何をどう言おうが、経営者の覚悟(想い)ひとつで良くも悪くもなるのが会社だと想いますし、案外社長の顔色ではなく背中を見て働いている人が多い、ということを多くの経営者の人達にしっかりと認識してほしいとも想っています。

ファン

また同じ組織内で働く人たちの関係性が強くなれば、その組織(会社)も雰囲気が明るくなり、働いている人の表情も明るくなって活気に満ちてくると想いますよね。

風通しが良くなると外(外部)からも良く見えるようになります。そうするとその会社がどういった理念や指針のもとに会社運営や事業を進めているかも判りやすくなり、ファンといった優良顧客が付きやすくなる想います。

まずはやってみる、というところから一歩を踏み出し、そうすることによってファンもついてくる、そんな会社や働き方が多くなっていけば良いな、と考えています。

私たちもそうなるよう、日々邁進していきます。

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