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  • 執筆者の写真saygo

デザインが上手くなる最低限のポイント



上手(じょうず)と上手い(うまい)は違う、って知ってました?



こんにちは!代表の日置です。


長く業界内にいると、一目見ただけで「うまい」と「じょうず」の違いが解るようになってきます。その解るポイントについて結果から言うと、


「じょうず」は基本に忠実に沿ったデザイン


「うまい」は手間暇かけられたデザイン


となります。基本に忠実に作れば受け入れられやすいデザインになります。そしてそこに手間暇かければ“長く”受け入れ続けられるデザインになります。


今回、手間暇をかけて作るデザインについて書いていきます。





餅は餅屋なんだけどね

本当、長く広告デザインの世界にいると「デザインを教えて」と言われることが多くなってきます。しかも広告業界のルーキーではなく、ご自身で事業をされている方からです。もしくはこれから独立起業しようとしていて、販促物(ホームページやリーフレット等)を自分で創ろうとしている方からです。

何をやるにも最初はお金がかかるため費用を抑え出資を倹約される意味で、自分でやろうとする人が多くいるのは理解できます。でも結局は

自分で創った。でもなぜか想うような効果が出ない。結果が見えない。どうして?

となる方が殆どです。やはりプロ(専門職)に依頼するのが結果として良いのですが、どうすれば自分で創ってもある程度、効果や結果が期待できるデザインになるかのポイントをご紹介します。





訴求ポイントは絞ること


デザインの中身=訴求ポイントは極力ひとつに絞ること


全部同じではだめ


ホームページでも、リーフレットでも、その他パンフレットとかでもそうなのですが、作る前に色んな情報を整理します。そのビジネスや事業に対する想いだったり、理念だったり、サービスの詳細、目玉商品、商材の種類や説明、また付加価値としているその他のサービスや商品、等々。


いざ『作る』となると本当に多くの情報が出てくるので、載せなきゃいけないことがたくさんあると感じてしまいがちです。そして全部載せる方が多くいます。

全部載せるのは間違いではありませんが、全部同じように載せてしまうのは間違いです。



本当の魅力


あれもこれも、あ、それも!なんて感覚で載せてしまうと想うのですが、それでは何が主力なのか分からなくなってしまいます。


分からなくなるというのは、ホームページだったりリーフレットだったり、あなたの販促物を見たユーザー、手にとったユーザーがあなたの魅力が分からなくなる、という意味です。情報をいっぱい載せてしまうと、本当に売りたいサービスや買って欲しい商品、本当に伝えたい想いや理念が伝わりにくくなってしまいます。伝わらなくなる時もあります。




紙一重


色んなことが出来る人や会社よりも、○○○に特化した(得意としている)人や会社の方に対して、ユーザーは安心感や期待感を持ちます


なんでも出来るは、何も出来ないと一緒

まさに僕たちはその通りだと想っています。正直、僕たちもホームページ、パンフレット、リーフレット、ロゴデザイン、、、とデザインと名の付くものはほぼ全て制作しています。だから何でもやっている、と見られるし言われます。でも僕たち【広告だけ】を創っています。広告と創る過程において、ロゴだったりホームページだったりパンフレットが必要なだけで、最終的には広告を創ることになっています。


だから僕たちは自分たちの付加価値であり専門的な売りの位置に“ブランディング”と“写真”をおいてご依頼を受けています。写真を活用した広告デザインでお客様の得意を見える化して、ブランディング構築のサポートに特化した広告デザイン事務所としています。実際に写真をうまく取り入れて、集客が320%にアップした例🔗があります。そういった経験を積み重ねていけば、自ずと「○○○に特化したビジネス」へと成長していきます。





メインをちゃんと魅せる

すいません^^, 話が僕たちのことに逸れちゃいました。


デザインを作る時は、自分たちが得意としていること、また自分たちが一番伝えたいことをメインにしっかりと載せることです。目立たせることです。他の情報を小さくしたり、目立たないようにしても大丈夫です。ユーザーはそのメインが分かれば、他の情報へも自然と気を引いて読んでくれます。手にとってくれます。そうなる導線創りも必要ですが、まずはメインをしっかりと魅せて読んでくれるよう、見てくれるように作ることです。


新聞の折込チラシを例にすると、

  • 日付

  • 時間

  • 目的(商品やサービスをどうするか/何の商品なのか、サービスなのか)

  • 場所(名前=主催者等)

  • 連絡先


が殆どを占めていますが、これらの情報だけでもデザイン的には大きな問題はありません。特に3番目の目的をしっかりと打ち出して、どういった内容なのかが一目見て分かるような創りであることが望ましいです。それだけで目を止めてくれるかどうか、かなり大きく変わってきます。


他の情報も所狭しと載っていると反って解りづらくなってしまい、「後で読もう、見よう」と想われてしまう率は約74%にまで上がってしまいます。


これでは見込み顧客すら生まれなくなってしまいます。





色は3色まで

そしてもっとも悩みがちになってしまうのが配色だと思います。


色決めってとても難しいと思いますが難しくても2つのポイントを押さえておけば、綺麗で読みやすい(見やすい)配色になります。それは色数を抑えること。出来るなら3色までに抑えましょう。3色だと少ないのではと心配になりがちですが、ここで自分が好きなサイトや雑誌などをじっくりと観察してみてください。基本的に使われている色は3色、多くて4色となっています。それ以上に色数が多いと思う理由は色の濃淡で多色に見せているからです。色の濃淡で多色(カラフル)に見せることが可能です。


使う色は好きな色をメインに持ってきても良いとは思いますが、ビジネスのコンセプトや目的に沿った色を選ぶことを意識して選ばれるとちゃんと結果も出やすくなります。




色についてはこちらのブログ記事にまとめていますのでお時間ある時にぜひ、読んでみてください。

 

色の力が与える訴求効果


 


まとめ

これまで紹介したポイントを押さえれば、プロに頼まなくても『ある程度は』結果が出やすいデザインになる可能性は高くなります。


他にも文字の組み方、素材の使い方などでデザインの善し悪しが決まってきますが、それこそ、そういった細かい部分までこだわりたい時は、それこそプロにご依頼するのがベストだと想います。構成、訴求ポイントの絞り込み、配色、文字・素材の選定、文字の組み方、素材の使い方など、全てを組み合わせて最適化した広告デザインを作っているのが、デザインの専門会社であったりします。


まずは基本中の基本である、訴求ポイントは極力ひとつ、から創ってみてください。今回のブログ記事があなたの参考になれば嬉しく思います。


今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。



(作成:2018年6月8日/更新:2020年8月8日)

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