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  • 執筆者の写真saygo

徹底解説!ランディングページ(LP)の作成費用の相場と内訳ぜんぶ!

更新日:2022年10月3日


Webサイトやランディングページ(以下、LP)の制作を検討する中で、悩まれるポイントは次のようなことではないでしょうか。

「制作の費用相場が解りづらい」 「相見積もりを行ったけど料金がバラバラ。基準ってあるの?」

実は、多くの制作会社ではWebデザインの制作料金を公開していません。あくまでも私たちの所感になりますが料金を公開しているのは、ほとんどが格安で請け負っている制作会社さんです。そのため、皆さんが思っているWebデザイン制作の費用感と、実際の制作費用に大きな差が出てきてしまいます。

そこで今回、ランディングページ(以下、LP)制作の費用相場・料金体系をまとめました。徹底的に解説していきます。




ランディングページ制作の相場

LP制作の費用は非常に幅広く、数万~数十万円となります。その相場は依頼先はもちろん、内容(情報量)によって違ってきます。依頼先がフリーランス等の個人事業主であれば安価になりやすく、中小規模以上の制作会社になると高価になっていく傾向にあります。

また、依頼先はもちろん、制作会社によってもサービス内容は違います。「低価格帯の制作費だからこの会社にしよう」と安易に決めてしまうのは危険です。すぐに依頼先を決める前に、各制作会社に次のことを相談(問い合わせ)することが大切です。

  • 制作したいLPの要件や内容

  • そもそもの制作目的

  • 予算



制作費用が10万円以下のLP

10万円以下でLPを制作したい場合、クラウドソーシングサービス等を利用することをお勧めします。クラウドソーシングサービスには多くの個人の方が登録しているため、提案もその分多く受けることができます。しかし、以下の点について依頼主側で行うといった理解はしておく必要があります。

  • 競合調査や構成案、文章作成などのコンテンツ制作

  • Webにアップするコーディング

  • 公開後の運用や改善

さらにデザインはテンプレートで作られることが多く、オリジナルデザインはほぼ期待できません。そのため、他社との差別化はできないと考えておく必要はあります。

■こんな方やケースに向いています ・とにかくコストを抑えたい ・出来るだけ早くLPを公開したい

・デザインにこだわりはない ・運用や改善は自社で可能



制作費用が10~25万円のLP

10万~25万円でLPを制作したい場合は、フリーランスや個人事業主などに依頼することが多いです。この場合、構成案からオリジナルデザインまで依頼することもできます。しかし、コーディングや競合調査、戦略設計、文章作成から素材の用意は依頼側で用意することとなります。あくまで、オリジナルでのデザインが欲しいといったケースが殆どとなります。また、公開後の改修や運用については要相談となっているところが多いです。そのため、運用や改善を依頼する場合には別途費用がかかります。

■こんな方やケースに向いています

・オリジナルのデザイン制作をしてほしい ・コンテンツの構成も提案してほしい ・アップや運用、改善は自社で可能



制作費用が25~50万円のLP

CVを意識したLPを作りたい、という場合には25~50万円の予算が必要となります。コンテンツ作成、キャッチコピー作成や構成案、そしてデザインからコーディングまで、LPのデザイン制作に最低限必要な工程全てを任せることができます。ただし、公開後の対応に関しては制作会社によってまちまちです。費用に含まれている場合もあれば、オプションとして別途費用がかかる場合もあるので、見積もりや打ち合わせの段階で、公開後の改善・改修やアフターフォロー等、どこまでが費用の範囲なのかをしっかりと確認しましょう。

■こんな方やケースに向いています

・他社との差別化を図りたい

・コーディングもお願いしたい

・運用して事業に関連づけられるLPがほしい



制作費用が50~80万円のLP

LP制作に必要なすべての工程に加え、制作後の運用提案も対応していることが多いです。公開後の運用や改善を見据えた制作ができ、より大きな成果を追求することが可能になります。この価格帯のLP制作を提供している制作会社は実績も豊富な場合が多く、LPのメイン商品/サービスのオリジナルのコンテンツやストーリーも合わせて提案できる会社が多いです。

■こんな方やケースに向いています ・成果にこだわったLPがほしい ・顧客調査や競合調査といった戦略設計からプロに依頼したい



制作費用が80万円以上のLP

80万円以上のLP制作を提供しているWeb制作会社は、制作後の運用やLPOコンサルティングまで対応していることが多いです。さらに豊富な実績に加えて、マーケティングや広告運用のノウハウを持っていることが多いため、予算や目的をしっかりと伝えることできて、それらの期待に沿ったLPが出来上がってくることが多くあります。

■こんな方やケースに向いています ・公開後の運用や改善まで完全にお願いしたい ・成果をビジネスに組み込んでいきたい ・本格的なWebマーケティングに取り組みたい




LP制作の費用内訳

LPの制作に必要な費用は、工程のどの部分を依頼するかによって変わります。LP制作の工程は概ね、以下の通りとなります。

  • ターゲット選定・市場調査・競合分析

  • 企画・戦略立案

  • コピーライティング

  • 写真・動画撮影

  • デザイン制作

  • コーディング実装

  • フォーム設置

  • 検証

  • 運用改善

  • Web広告運用

  • CMS導入・構築

  • ドメイン・サーバー設定

LPがほしいと思ったら、工程のどこを自社で対応するのか?依頼する範囲はどこか?を決めることが重要です。制作費用を抑えたい場合、制作会社に依頼する範囲を絞ることは必須です。

しかし、成果が出るLPが必要な場合、LP制作のノウハウやWebマーケティングの知識は必須です。制作費用を抑えたために思ったような成果が出ず、時間コストも費用コストも無駄になるケースは少なくありません。失敗を防ぎ、効果を最大化するためにも、LP制作の対応範囲・費用感については、依頼する制作会社と相談しながら進めていきましょう。



▼ターゲット選定・市場調査・競合分析

  • LP制作の目的を決める

  • 現状分析や市場調査等を行いニーズを明らかにする

  • 訴求ポイントを決定する

  • キーワードを選定する

ターゲット選定・市場調査・競合分析はLPを制作するうえで、最も重要な工程です。制作前に必ず明確にしておく項目があります。


誰に
どんな商品/サービスを
どのように売るのか

これらを決定しないまま制作を進めてしまうと、「仏作って魂入れず」なLPとなり、効果は一切望めないことになってしまいます。



▼企画・戦略立案
  • 調査をもとに訴求方法の決定

  • コンテンツの内容や見せ方の決定

訪問してくれたユーザーに共感を持ってもらい、購入やお問い合わせといったアクションを自然に行ってもらえるような構成を設定します。さらに、商品/サービスを使用するユーザーにとってのメリットをどのように表現するかも、この段階で決めます。

 

▼コピーライティング
  • インタビューやヒアリングを行う

  • キャッチコピーを作成する

  • 原稿を作成する

コピーライティング、いわゆる文章作成はLPを構成する要素の中でも大切な部分となります。ユーザーに刺さるキャッチコピーや原稿の作成はスキルやノウハウが必要です。LPの成果に大きく繋がるため、不安に感じる場合はプロに任せることに越したことはありません。プロに任せることで、LP戦略や訴求軸に添った質の高いコンテンツとなります。

また、広告には法律に基づいた広告ガイドラインが存在しているため、書けることと書けないことがあります。このことからも、プロに任せることの重要性は高いといえます。

 

▼写真/動画撮影
  • 絵コンテを作成

  • モデルやロケーションの準備

  • 写真/動画の撮影

  • 写真/動画の編集や加工

新商品や新サービスのLPを制作する場合は、新たに写真や動画が必要となります。自社で対応するか、プロに依頼するかによってLPのクオリティは変わります。確かに自社で対応すること費用を抑えることはできますが、ユーザーに正確にしっかりと好印象を持ってもらい、且つ興味を持ってもらうには、プロに依頼することを強くお勧めします。写真や動画といった素材はLPのクオリティを大きく左右する非常に重要な要素だからです。せっかく作るのであれば、クオリティの高いLPを目指しましょう。

 

▼デザイン制作
  • デザイン素材の用意とデザイン制作

写真や動画の撮影や編集だけでなく、イラストやロゴ、図などの要素を、オリジナル制作するか既存のものを使用するかでも費用は変わります。多くの無料サイトがあるように、無素材を使用したり、自社で制作することで費用を抑えることが可能です。またそれら素材をユーザーが見やすいように、使いやすいように構成していくデザイン制作も必須です。ここで、見づらい/使いづらいとなってしまうと、LPにアクセスされても、効果や成果は全く望めないことになってしまうでしょう。

 

▼コーディング
  • デザインを基にコーディングを行う

HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb言語を用いて、制作したデザインをネット上で表現する工程となります。このコーディングは、Webの知識だけでなく、Web言語の知識や使用スキルも必須となります。そのため、デザイン制作会社に依頼することを強くお勧めします。静的なLPではなく、複雑な動きをつけたり高度な仕様を設置したい場合は、追加費用が発生する可能性があります。

 

▼フォーム構築
  • 入力フォームの設置

お問い合わせフォームや、購入フォームはLPのCV(コンバージョン)となる重要な部分です。ユーザーにプライバシーなことを入力してもらうため、しっかりとしたセキュリティ対策は必須です。対策が不十分だと、情報漏洩や改ざんのリスクが高くなり、損害の発生や企業の信用度の低下につながりかねません。さらに入力フォームの使いやすさはCVR(コンバージョン率)に大きく影響する重要なポイントです。ユーザーに、使いにくい、入力が面倒、と思われると離脱されます。二度とLPにアクセスされない可能性もあります。そのため入力フォームは、使いやすさを考えて設置する必要があります。

 

▼検証
  • 誤字脱字などの校正・校閲

完成したLPの公開前に、どのPC/ブラウザでも正常に動作するか、表示崩れがないか、数値は合っているかなどをチェックします。テキストの誤字脱字の最終確認も行います。入力フォームに遷移しなかったり、価格表記や電話番号などが間違ったまま公開してしまうと、大きな機会損失となります。そのため、検証・校閲の工程は非常に重要です。

 

▼運用改善
  • LP運用の効果測定の実施

  • 効果測定を基にした修正・改善ポイントの共有

  • 改善後のPDCA実施

Webサイトもそうですが、LPは特に制作して終わりではないWebページです。どれだけ高クオリティのLPを制作したとしても、適切な運用/改善を行わない限り成果は得られません。運用の知識がない方や、A/Bテストの方法、改善方法が分からない場合は、運用サポートもしている制作会社に依頼することをお勧めします。この方が高い成果を期待できます。

 

▼Web広告運用費用
  • Web広告の出稿

  • Web広告の運用

  • Web広告改善

LPは、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などのWeb広告と組み合わせることで高い効果を発揮します。Web広告の運用事態は自社でも可能です。しかし、Web広告に関する知識とノウハウがない場合は、LPの効果を確実に得られることはほぼありません。そのためWeb広告運用も制作会社に依頼することがベストです。依頼する際は次のことをしっかりと確認しましょう。


どのような媒体で
どのようなキーワードで
どのようなターゲットに向けて

これらの広告戦略を明確にすることで、より訴求力の高いLP運用が可能となります。

 

▼CMS導入費用
  • CMSの導入

CMSを導入することで、LPの更新や改善が非常に容易になります。運用改善を行うと必ず次のような改善/改修事案が出てきます。

最新情報の更新

写真・テキストの差し替え

別パターンのデザイン制作

これらの改善や改修を容易に実施することができるのがCMSです。管理画面といわれる作業画面から簡単に行えます。

 

▼ドメイン・サーバー契約費用
  • ドメインとサーバーの用意

LP用のドメイン取得や、サーバー契約が必要です。Webサイトとは別で用意することで、LP自体の効果計測ができるようになります。自社で用意することも可能ですし、制作会社に対応してもらうことも可能です。制作会社によっては別途費用がかかったり、取得/契約のサポートを行なっている制作会社もあります。どんなことでも事前に確認しておきましょう。




制作費用を大きく左右する5つの工程


デザイン素材の有無

LPで使用する写真やイラスト等の素材が既にあるのか、ない場合は自社で制作するのか、制作会社に依頼するのかで費用は大きく変わります。文章作成も、自社で行うのか依頼するのかで大きく変わります。多くの会社(依頼側)が、このデザイン素材の制作がLPの制作内に入っていないと思いがちです。LP制作に加味している制作会社もありますが、多くの制作会社はLP制作とデザイン素材の制作はそれぞれ別費用としていることを理解しておきましょう。


コンテンツクオリティ

1つのページに情報をまとめるのがLPの特徴ですが、コンテン量やページの長さによって費用は変動します。各制作会社によって算出方法は違いますが、コンテンツ量が多くなればその分、多くの費用が発生します。また、動画の有無によっても費用は変わってきます。


納品形式

完成したLPのデザインデータを制作会社がコーディングするのか、またはデザインデータの納品を受けて、依頼側でコーディングするのかでも費用はかなり大きく変わります。どちらがコーディング実装をするのか、制作に入る前にきちんと確認しておきましょう。


広告運用の有無

LPは広告運用をして初めて効果を発揮します。広告運用を自社で行なうのか、または制作会社に依頼するのかで費用に差が出ます。広告運用は長短に関わらず、一定期間行います。そのため、制作時の費用ではなく、継続して発生する費用となります。したがって、どれくらいの期間の広告運用とするのか、一番最初の打ち合わせ時にしっかりと制作会社に相談して決めましょう。


LPOなどの改善サポートの有無

売上アップやCVRの向上といった成果を出すためには、運用後の改善は必要不可欠です。LPの修正や改修が自社で行えないだけでなく、LPOやEFOといったWebマーケティングに関する知識やノウハウがない場合は、制作会社に依頼することがいいです。ただし、その分の費用が発生することも念頭に置いておきましょう。




LPを制作するメリット


離脱率が低い

LPは、通常のWebサイトと比較して離脱率が低いです。多くのWebサイトはバナーボタンや内部リンクを設置して、ユーザーが知りたい情報に辿り着けるように作ります。しかし、ユーザーが期待通りにクリックしてくれるとは限りません。ページ移動が多ければ多いほど、離脱する可能性は高いです。

対して、1ページにまとめられたLPは、ページ移動がないため離脱率をかなり抑えることができます。そのため、Webサイトよりも注文ページや問い合わせページにたどり着きやすく、直接売上に繋がる可能性も非常に高くなります。


知りたい情報と伝えたい情報の一致

1つのページに情報をまとめるのがLPの特徴です。つまり、整理整頓し精査され、特化された情報やコンテンがまとめられたWebページとなっています。ターゲット層やペルソナのニーズと想定し作られているため、消費者心理に沿ったものだと言えます。そのため、訪問ユーザーの知りたい情報と、発信社の伝えたい情報がほぼ一致している傾向は非常に強いと言えます。


理想的な順番で情報を伝えられる

ユーザーにアクションを起こしてもらうために、伝える情報の順番も重要です。通常、Webサイトはどの情報から見られていくかはユーザーの自由に依存します。そのため、必ずしも理想的な順番で情報を見てもらえるとは限りません。その点、LPであれば、上から順番に情報を見てもらえます。

・こんな悩みはありませんか(注意喚起)

・このサービス/商品のメリットは◯◯(解決策提案)

・今だけの特価価格(購入の後押し)

と、このように注意や関心を高める理想的な順番の伝え方が、LPではできます。




まとめ

ご存じの方も多くいますが今では、様々な制作ツールがあります。そのため、専門家でなくてもLPを作成することは可能です。ただ、「作れる」と「成果を出す」は別物です。ユーザーの目が肥えてきていることも事実です。そのため、成果の出るLPを作るには、デザインの知識・ノウハウだけでなく、Webの知識、Webマーケティングの知識・ノウハウなど、多くの物事が必須となります。

今回の記事が、「成果の出るLP」の制作の参考になればとても嬉しく思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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