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名古屋市と四日市市のブランディング専門の広告デザイン事務所

ブランディングとマーケティングの決定的な違いとは?経営層に向けて、簡単に解りやすく徹底解説!

  • 執筆者の写真: kyo
    kyo
  • 11 分前
  • 読了時間: 6分

「うちの会社、もっと多くの人に知ってもらいたいんだけど、どうすればいいんだろう?」


こんなことを考えている社長は多いかもしれません。社長だけでなく、経営に関わる人は誰しもが考えることなのではないでしょうか。


その時、頭に浮かぶのは「ブランディング」「マーケティング」といった言葉ではないでしょうか。どちらもビジネスを成長させるために重要な考え方ですが、その役割は大きく異なります。

今回は、具体的な例を交えながら、この二つの違いを分かりやすく解説していきます。


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目指すゴールが違う!〜長期的な価値と短期的な成果〜

マーケティングとブランディングは、どちらも会社の成長に不可欠ですが、目指すゴールが異なります。



マーケティングは商品を『売る』ための活動

マーケティングの主な目的は、「今、この商品を欲しいと思ってくれる人」を見つけ、購入してもらうことです。新しいスマートフォンを発売する際に、テレビCMを流したり、インターネット広告を出したりするのはマーケティング活動の一環です。


例)あるお菓子メーカーが、期間限定の新しい味のチョコレートを発売。そして、駅の構内に大きな広告を出し「今だけの特別な味!」と宣伝することで、多くの人が興味を持ち購入。これは、短期的な売上増加を目指したマーケティングの成功事例と言えます。



ブランディングは『選ばれる理由』を作る活動

一方、ブランディングは、商品やサービス、そして会社全体の「価値」を高め、「この会社だから買いたい」「この商品だから使いたい」と思ってもらうための活動です。時間をかけて、顧客の中に独自のイメージを築き上げていくイメージです。


例)世界的に有名なコーヒーチェーン店は、「高品質なコーヒー豆」「おしゃれな空間」「心地よいサービス」といった独自のブランドイメージを確立しています。そのため、多少値段が高くても、「あそこのコーヒーを飲みたい」と思う人が多く、安定した人気を誇っています。これは、長期的な視点でブランド価値を高めてきたブランディングの成功事例です。



ブランディングとマーケティングの関係性

どちらも欠かせない『車の両輪』

マーケティングは短期的な成果を、ブランディングは長期的な価値をそれぞれ目指しています。どちらか一方だけでは、ビジネスをうまく成長させることはできません。


次のように例えられることが多くあります。

  • マーケティングは「車のアクセル」

  • ブランディングは「車の方向を決めるハンドル」


両方がバランス良く機能することで、車は目的地に向かって力強く進むことができるのです。

例えば、CMで話題になった商品が、ブランドとして信頼されなければ、買ってもらえるのは最初だけです。リピートされることは非常に難しくなります。


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ターゲットへのアプローチが違う!~個の顧客vsファンづくり~

マーケティングとブランディングでは、ターゲットとする層やアプローチの方法も異なります。


具体的な「個」に語りかけるマーケティング

マーケティングは、年齢、性別、興味関心など、より具体的な属性を持つ「個」の顧客をターゲットとします。

「この商品を使うと、あなたの悩みが解決できますよ」

「今ならお得に購入できますよ」

といったように、個々の顧客のニーズや感情に直接的に訴えかけることが多いのが特徴です。


例)ある健康食品会社が、40代女性で、最近疲れやすいと感じている人をターゲットに、Web広告で「疲労回復に効果のあるサプリメント」をアピール。このように、具体的な悩みを抱えるターゲット層にピンポイントで情報を届けることで、購入意欲を高めることに成功しています。



ファンを育て続けるブランディング

一方、ブランディングは、特定の属性を持つ「個」をターゲットに、戦略は立てません。

「この会社の理念に共感する」

「この会社が提供する価値が好きだ」

といった、より広い意味でのファンを育てることを目指します。会社全体の姿勢や提供する価値観を伝えることで、共感を呼び、長期的な信頼関係を築こうとします。

いわゆるリピーターではなく、ファンを増やし続ける戦略がブランディングです。


例)環境問題に積極的に取り組むアパレルブランドは、「サステナブルな素材の使用」「フェアトレードの推進」といった企業の姿勢を積極的に発信しています。これにより、「環境に優しい製品を選びたい」と考える多くの人々から支持を集め、ブランドのファンを増やしています。

■「好き」になってもらうことが重要

マーケティングは、顧客に「この商品が欲しい」と思ってもらうための活動です。しかしブランディングは、顧客に「この会社が好きだ」と思ってもらうための活動です。会社のファンが増えることで、新商品が出た時にも興味を持ってもらいやすくなり、長期的な売上にもつながります。


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時間軸で考える違い!~短期的な施策 vs 長期的な戦略~

マーケティングとブランディングは、その効果が現れるまでの時間軸にも大きな違いがあります。


マーケティングは「短期」で効果が期待できる施策

マーケティング施策は、比較的短期間で効果測定を行いやすいのが特徴です。

例えば、広告を出稿すれば、どれくらいの人がクリックして商品を購入したかといったデータをすぐに集計することができます。そのため、短期的な売上目標達成のために、集中的に実施されることが多いです。


例)あるオンラインショップが、週末限定のタイムセールを実施したところ、普段の3倍の注文が入りました。このように、マーケティング施策は、実施後すぐに効果を実感できることが多いです。



ブランディングはじっくりと「長期」で育てる戦略

一方、ブランディングは、顧客の心の中にブランドイメージを浸透させていく必要があるため、効果が現れるまでに時間がかかります。一朝一夕にできるものではなく、早くても数ヶ月、通常は数年という時間をかけて、丁寧に育てていく必要があります。


例)長年、高品質な革製品を作り続けている老舗ブランドは、「職人の技術」「丁寧な作り」「長く使える品質」といったブランドイメージを時間をかけて確立してきました。すぐに売上が大きく伸びるわけではありませんが、その信頼と実績が、世代を超えて愛されるブランドに繋がっています。

■未来への投資

ブランディングは、短期的な売上を直接的に生み出すものではありませんが、長期的な視点で見ると、企業の価値を高めるための重要な投資と言えます。強いブランド力を持つ企業は、競合他社との差別化を図りやすく、価格競争に巻き込まれにくいというメリットもあります。



まとめ

いかがでしたでしょうか? ブランディングとマーケティングは、どちらもビジネスにとって不可欠な要素でありながら、目指すゴール、ターゲットへのアプローチ、そして時間軸において明確な違いがあることをご理解いただけたかと思います。


短期的な売上を追求するマーケティングと、長期的な企業価値を高めるブランディングの両方をバランス良く自社事業の戦略に取り入れることが、持続的な成長への鍵となります。今回の内容が、皆様のビジネス戦略の一助となれば幸いです。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



HS広告スタジオでは、柔軟性に富み、最適な手法で『心を揺さぶるコミュニケーション創造』という本質作りを最も重要視しています。そして、ブランディングとマーケティング両方を取り入れて、お客さまの安定的な成長をトータルデザインでサポートしています。

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