デザインやクリエイティブといった仕事はWebサイトやパンフレット、ロゴなどの成果物を通してお客様と信頼関係を築き上げていきます。信頼を得ることで、中長期的に仕事を受注しやすくなります。そして安定した関係をも構築することができます。
HS広告スタジオは稼働人員が2〜3名と小さなが事務所です。それでも行政や公立学校、大手企業様などから毎年、定期的にご依頼をいただいています。
私たちのような小さな、本当に小さな広告デザイン事務所がお客様との良好な関係を構築し維持し続けられている参考を5つ、ご紹介いたします。
良好な関係を構築・維持し続けるヒント5選
コミュニケーションを大切にする
お客様とコミュニケーションをしっかりととることで、お客様が求めている期待値や効果、成果をきちんと把握することができます。対話を多く重ねることで、お互いの思考や感覚が解るようになります。そうすることで、お互いへの尊重も生まれます。
コミュニケーションの手段は、お客様の環境や状況に合わせて、電話やチャットツール、メールなど、何が適切か判断して活用しましょう。また定期的なミーティングを設定することで、進捗状況の共有も図ります。
ニーズに応える
お客様が何を求めているのか、どうして自分たちにご依頼してくれたのか、これらのニーズをきちんと理解し応えることも重要です。最初のヒアリングから、目的やデザイン、納期などを理解・把握して、お客様の業界やターゲットに関する理解を深めます。そうすることで、より適切な提案ができ、実際の仕事に落とし込めるようになります。
ただ、ここで注意したいのが聞くばかりでなく、適切な質問をして、お客様の真のニーズを的確に把握する姿勢も大切です。質問をすることは、関係構築や維持にとても役立ちます。
真実を伝える
ご依頼内容に関して大袈裟な表現をしたり、共有すべき事案や情報を伏せたりすることは、信頼関係を壊します。お客様には常に真実を伝えて、透明性を持ち続けることが本当に大切です。言いづらい/伝えづらいこともありますが、しっかりと正確な情報・真実を述べることが、良好な信頼関係の構築と維持に繋がります。
柔軟な対応力
お客様からの要望が最初の事案とずっと同じではありません。変更を伴うことの方が多くあります。予算だったり、納期スケジュールであったり、デザインコンセプトそのものだったりすることもあります。
そんな時、四角四面に「最初に決めたことだから...」と言って対応しないのはよくありません。制作過程の際は、お客様自身もいろんな情報をキャッチします。その中で「あ、これいいな」と思い、自社にも取り入れたいとの要望などは出てきます。そういったこともしっかりと聞き、適切な方法で対応することもクリエイターには必要なスキルです。
ただし、無理難題や対応範囲を超えた要望や変更を無理に受け入れる必要はありません。変更に伴うリスクやコストをきちんと伝えることも信頼を得る秘訣です。
アイデアの提供
お客様がプロのクリエイターやデザイナーに望むのは、自社では決して出せないアイデアです。そして、そのアイデアを具現化するクリエイティブを望んでいます。
もし、自社でアイデアが出せて、具現化することができればプロに依頼しません。できないから私たちのようなプロに依頼してくれるのです。
お客様のニーズや目的に沿っていて、そのデザイン事務所にしか出せないアイデアを提供することで、お客様は信頼を持ってくれます。具体的には次のようなアイデアです。
オリジナル溢れるアイデア
魅力あるアイデア
目的(集客や売上アップ)を叶えやすくするアイデア
本当に提供するべきこと
お客様との良好な関係構築と維持のための参考を5つ、紹介しましたが、これらを実行したからといってすぐにそうなるわけではありません。ここで紹介したことを意識してコツコツと積み上げ続けることが本当に大切です。丁寧に誠意を持ってコミュニケーションを積極的に積み重ねていくことで、お客様から信頼を得ることができます。
さらに、クリエイティブな仕事が提供しているのは『目に見える成果物』だけではありません。もう一つ、本当に提供しなければならないのは成果物を活用したその先にある、『お客様の事業が成長し続ける過程』です。
お客様の成長とデザイン事務所の評価は比例している
お客様の事業が成長することで、お客様から真の信頼を得ることができます。結果、デザイン事務所としての評価が高まることに繋がります。自社を成長させたい、評価を上げたい、と考えた場合、一番最初に考えるべきことは次の2点です。
お客様に喜んでもらうこと
お客様の事業成長を促す
まとめ
デザイン制作、広告制作、動画撮影、というのはあくまでもご依頼あって成り立つビジネスです。クオリティ高いものを作ります!、と言ってもそう簡単にはご依頼はいただけません。ターゲット層や見込み顧客はもちろん、お客様になっていただきたい会社や企業が何を求めているか、何を課題としているかをきちんと理解し把握する必要があります。
その理解や把握ができて初めて、信頼関係が生まれ、長くお付き合い頂けるようになります。そのためにも今回の記事で紹介したことが、読んでくれた方の参考になれば嬉しく思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
HS広告スタジオでは、5年連続でご依頼いただいているお仕事があります。小さな、本当に小さな事務所ですが信頼をいただいていることは毎年感じています。そして今年初めての試みも作成し、好評をいただきました。ぜひそんなデザイン成果物を当サイトにて見てもらえれば嬉しいです。